作って壊して、作って  2013/1

大きな話がしたいですね。そう、大きな話ができる環境にあるだけで恵まれているんですね。よくわかりました。ここでは独り言をしますね。

つくられました。壊す人がいました。作る人たちがいて、壊す人たちがいました。もしくは、いつのまにか壊れたんです。そしてまた、つくるんです。今度は一人ひとりが、ひとりのために、あるいは少数が少数のために。ために、なのかはわかりません。でも、とりあえず、つくらないといけない、あるいはつくるしかないのです。なぜ、といっても、どうしようもないのです。そうでなければ死ぬしかないのですから。もちろん、死んでもいいのでしょう。ただ、いま生きているので、死なないようにしようというだけのことかもしれません。と、ここはこれぐらいにして、私のいうのは次のことです。

つくろう、何をどうつくろうか、わかりません。あれの真似してみようか、だめです(いやです)。これはどう、だめです(いやです)。・・・
わかりました。つくることはやめて、変えましょう。修正、訂正、改変、変革、変態、変容、変形、だめですね。そんなことでは困ります。いいじゃないか。だめです。若い頃はよくたって、年をとったら困ります。そんな話をしてるんじゃない。・・・
わからないけど、もっとこわしたらいいんじゃないか。もっともっと、跡形もなくなるまで。ふむ。さしあたっては、現に今あるものを片っ端から。強くて大きなものから順番に。小さなものは勝手に消えるから。
その大きなものを利用して、他のものすべて壊せないかね。とすればそれが可能だとして、最後に残った大きなものを壊すにはどうすればいいのでしょう。それは、ないものとする。さすれば、その大きなもの、他の一切を壊す大きなものとは何か。