精神分析 2012/9

ラカン派精神分析入門―理論と技法

ラカン派精神分析入門―理論と技法

ラカン読書にずっと躓いているころ、ある意味助けてくれた本。文章が明快すぎて、さすがアメリカンという感想は間違っているだろうか。本書は間口を広くして、理論でなく分析の実践を主な視点にして書かれているわりに、邦訳の値段は高すぎる。じっさい、日本でラカンはどれだけ読まれているのか。「四基本概念」の刷り部数はショックだったけど、やっぱり、全然読まれないのだろう。