devil may cry に

devil may cry = DMC

そのままとれば、悪魔も泣きだす「恐ろしさ」という意味か。


最強の主人公が悪者(悪魔)を倒す勧善懲悪のバトルアニメ

といって紹介されたら、多くの人が興味を失ってしまうと思う。


舞台は、1960年代、西欧の古典建築と高層ビルが入り混じる地方都市。
悪魔退治を専業にする便利屋が、どんな依頼も、その実力で解決する。

といった紹介でも、全く説明になっていない。


このアニメの何がおかしいかといえば、全体にわたってどこか〝ヌケ〟ているところじゃないだろうか。

ビジュアルもセリフも「カッコイイ」はずなのに、まったくキマッていない主人公
ラストに向かって構築され盛り上げられていくストーリーが、どこか型にハマらない

他にも、挙げていけばキリがない。
だからこういい直してみる。

アニメには珍しく、オープニング、エンディング曲がともにBGM並
どのキャラも立っているのに、語るに落ちている
悪魔の存在や人間関係、事件の背景など、全てあいまいに済まされている

どこをとっても、構成の関節が外れているわけだ。
要素を取り出してみよう。

キャラクター ストーリー 作画 ともに同じ方向を見ているようで、それぞれ独自のことをしていることで、それぞれが合成されていないのではないだろうか。

いいかえると、視聴者にとっては、一見して一面的な作品なのだけれど、それぞれの要素が異質なために、かえって凸凹が際立って見えてくるのだ。



以上、ほとんど調べもせず書いてみた。ゲームの方が有名なんだろう。