ディック以前/以後  2013/1

自然と自然、自然と人間、人間と人間、人間と機械、機械と機械、機械と?

ディックのような小説が、預言的だとははじめわからなかった。
彼の小説をいくつか読んだあと、『パーマー・エルドリッチの三つの聖痕』でそれがわかった記憶がある。わたしは21世紀に生きていても、世界観は1980年代なのだ。もっと昔の人もたくさんいるだろうけど、むしろ21世紀に生きる人はどれだけいるのだろうか。
ディケンズの時代に戻りたくなる、実際には知らないとはいえ。それが『三丁目の夕日』に喜ぶおやじ共とどう違うのかはわからないが、私自身知らないとはいえ、それに戻りたいというなつかしさを覚えない。

中途